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ハンムラビ法典
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    「目には目を、歯には歯を」という言葉がある。やられたら、そのままやり返すというような意味だろう。

    非常に合理的でフェアなルールのように聞こえるが、違和感が隠せない。

    内容にもよるが、結論から言うと僕は「やり返す」から「やられる」のだと考えている。

    要は、「やられたらやり返す」人間にしか、人は危害を加えようとしないのではないかと感じるのだ。

    別の観点で言うと、「やり返す」という行動が頭にない人は「やられる」という感覚もないため、危害を加えられているという「被害者意識」には陥らない。

    そもそも「やられる」というのは、他者からの攻撃によって生じるのではなく、「被害者の自意識」によって生まれる感情だと思うのだ。

    「やられたらやり返す」人は、そこらへんについてどれだけ考えられているのだろうか。

    それが法典になっていた時代というのは、考えるだけで恐ろしいなと思うのでありました。

    山田哲大
    【2014.10.22 Wednesday 00:09】 author :
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